小さい"おきゃくさま"集

最近今の仕事で、自分の持ち場が増えたんです。

 

前までその仕事をしていたおじいちゃんが

とっっっっても問題児でした。

 

 

何を頼んでもやりたくないしか言わず、

人に仕事をスライドすることしかしていませんでした。

 

 

とうとう辞職され、

その仕事が私にきたんですけど、

仕事量増えるなあとか思い憂鬱になりながら蓋をあけると…

 

 

 

 

全然大したことなかった

いつもやっていることに毛が生えたようなものだった

 

 

 

 

 

仕事量が倍になるかと構えていたのでとても安心しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は小さい"おきゃくさま"特集です

 

 

 

いつお世話になっている、お客様のお子様たちのことです

 

その"おきゃくさま"は、誰もあんなことの大きい話を大人たちがしてるなんでみじんも予想しないし

 

シビアな話をしながらも、ふと癒してくれる存在でした。

 

 

 

【ひとりめ】

いつもものすごい金額のお買い物炸裂の"おきゃくさま"の、お嬢です。

 

もとは上司の前の店舗の担当でした。

上司の移動とともに新しい店舗にも遊びに来て下さるようになり、

上司はもう担当を持たなくなるので、

私が担当していました。

 

 

 

さっぱり明るいお母さんで、私はすごく話がしやすく

仲良くして頂いてました。

 

 

 

 

そのお嬢が、その時まだ4歳くらいで、

ある日、その日に見たという巨大な首長竜の

ぬいぐるみをもってきました。

 

 

 

すごいかわいい光景で、ほほえましかったんです。

いまだに脳裏に焼き付いています

 

 

 

 

 

 

 

お母さんと私がきものの話していると、

ふと視界に緑の物体がぶんぶんされているのがちらつきました。

 

 

なんだろうと思って振り返ると…

 

 

そのお嬢が…

 

 

 

 

 

 

 

きゃはきゃは言いながら、

首長竜の

首を

 

首を...

 

 

 

ぎゅんむしながら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐竜の体を畳にたたきつけていました。

 

何回も、何回も、

 

 

 

ばっしばっし永遠と。

 

 

 

 

 

 

首長竜の首って…

 

文字面だけでもかわいそう…

 

 

元気いっぱいのよく笑うお嬢ならではの衝撃行動でした。

 

 

 

 

 

【ふたりめ】

 

私と年がそんなに変わらないままのである"おきゃくさま"のおぼっちゃんです

 

 

 

年明け、人通りのない、スタッフも最小人数のある日

ふらーっと出会ったご家族でした。

 

その日はままとお買い物のようで。

 

 

一目会った瞬間にお互い仲良くなれると確信した私とお母さん

そのためそのとき3歳のお兄ちゃんもすぐ心開いてくれました。

 

その小さい"おきゃくさま"は、私への認識がおもしろかったです。

 

 

 

 

 

いつも私のことをまだ3歳なのに苗字にさんづけで呼んでくれていました。

 

 

 

 

 

 

けどある日、

 

 

みんなで大きい会場を回っていた際、少し私が席を外れました。

 

そうすると、向こうの方で

 

 

「『きもの』はどこ?」

 

 

と、お母さんに問うてる声がしました。

なんのきものをさがしているのかと思いながら戻ると、

 

 

 

 

 

 

「いた!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が『きもの』でした~~~

 

 

あの子は私の名前が二つあると思っていたのかな

 

なんだろうな

それ以来私は苗字さん付けで呼ばれることもあれば、

『きもの』と呼ばれることもどっちもありました

 

 

 

 

けどなんせ、呼んでもらえて私はいつも嬉しかったよーーーーー!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちいさい"おきゃくさま"方は、

長いやり取りなのにいつもいい子に終わるの待ってくれて

 

とても天使でした。

 

 

仕事はやめちゃったけどすごくいい思い出で、

機会が作れるならまた会って褒めちぎりたいです。