虚無の"おきゃくさま"

こんばんは!

 

今実は、仕事がごたついています。

 

11月から始めた音楽教室なのですが、

いよいよ使用期間が終わり

まあバイトだし!と気楽に書いた更新希望書類が、

なんと駄目出しを受けて書き直しとなりました。

 

私は、

「思っていたよりも生徒さんや講師の方々と触れ合うことが多く、

ここにたのしみを見出しています。よろしくお願いします。」

 

みたいに書いたんですけど、

他の方のを見たら、

いかにも面接!

的な書き方で、

こういう形で貢献します!!

を書かなければいけなかったようです。

 

 

上司にも、

「ごめん俺が悪かった」

と、

謝らせてしまいました。

私の文は、めちゃくちゃ上からな上に

ただの感想文で、

すごく恥ずかしくなってしまいました。

 

課長さん、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

今日は、虚無の"おきゃくさま"です。

 

すごい可愛らしい虚無の"おきゃくさま"でした。

 

 

最初に着物に触れる機会といえば、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

七五三です!

 

 

いつもとは違うお召し物を来て、

楽しい!

 

と思うか、

 

いやだ!

た思うか、

 

人それぞれですね。

 

 

私は、すごく楽しかったです。

いつもは選ばない、

コバルトブルーと宇宙のような濃紺の混ざった着物に、

とてつもない興奮を覚えたのを今でも覚えています。

あの着物は今でも着られるなら、

着たいって思います。

 

 

 

 

 

若いお母様が、

恐る恐る、入店されました。

 

どうしました!?

と聞きたいけれど、

恐る恐るの方にそんなことは言えないので、

ニコニコ作戦です。

 

この時はうまくいきました。

 

ニコニコが効いて、

なんとか言葉を選ばなくても、

あちらから言ってもらえました。

三歳のお嬢さまに、

着物を買ってあげたい方でした。

 

 

 

三歳の衣装って、

何もかもがセットでとてもお手頃なものからあるんです。

だいたいの予算と、

取り寄せのお約束をして、

お母様は帰られました。

 

近々セールの予定があったので、

その日の合わせて取り寄せをして、

セールに来てもらえることにもなりました。

(セールに来てもらえることと、再来店のお約束ができるというのは、

とても評価になります)

 

 

当日、たくさんの七五三の衣装を用意して、お待ちしていると、

お子様と、お父様を連れて、

時間ぴったりに来店してくださいました。

(時間ぴったりはとても嬉しいです。ましてやパパ付き!!)←店員じゃなくたって時間ぴったりにおいては嬉しいに決まってますよね。

 

お嬢さま初対面。

 

 

 

 

 

 

 

無表情!!!!!!!

 

笑いも、泣きもしない。

 

もちろん怒りもしない。

 

 

 

 

 

大丈夫かこれ

 

誰に良し悪しのジャッジ求めればいいんだ

 

大丈夫なのかこの商談。

 

 

 

 

 

 

 

 

横切る不安と、

 

 

無表情のお嬢。

 

やるしかない。

 

決める。

やるんだ。

 

 

 

以下、

いつも通りでいきます。

 

た「こんにちわ〜〜!!!可愛いいいいいいい!

なにちゃんですかあ?????ニコニコ」

 

 

お「.....」

 

「///」これだったらどんなに心が楽になったか。

どうしても「…」これなんだよなあ。

 

 

 

 

お母様の力を借りて、

なんとか1着まで絞りました。

 

 

た「やっぱりこれ可愛いいいいい!!!」

 

お母様はもう必死。

もちろん、私も必死。

値段どうこうよりももはや、

 

 

「気に入った!!!!」

 

が欲しい!!!!

 

けど、同じく必死のお母様には、

私のオーバーリアクションなんで一ミリも耳には入っていませんでした。

 

 

いいんですよ。

私は盛り上げて、着せてあげられれば。

七五三だもの。

一番の葛藤の瞬間です。

お母さん自身の気持ちと、

子供の気持ちを尊重したい気持ちの葛藤です。

 

みんな探り探りの瞬間。

 

 

 

 

終始無表情の三歳児。

 

ピンクの花柄を来ても無表情。

 

写真を撮っても無表情。

 

 

 

 

 

 

 

結局、お母様とお父様の一致で、

そのピンクのセットを選んでくださいました。

 

本人は、終始、

無表情。

 

 

 

虚無とは言い過ぎかもしれないですが、

 

 

無表情のまま

あの子の晴れ舞台をお手伝いしつつ、

笑顔を引きだせず

終わってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供むずいなああああああああああああああ

 

 

お母さんお父さん、

あの状態でよくお買い物してくれたわぁぁぁぁぁぁぁ